名古屋の小学校受験と住まい選びの関係は?

2022.8.23

名古屋の小学校受験と住まい選びの関係は?

住まいから見た、名古屋の小学校受験の情報をお届けします。
 
名古屋で子育てをしていると、住みたいエリア探しの際は、我が子が通学する学区選びと大きく関わりがあるという事実に直面します。
これは、一般的には公立の小学校・中学校に進学するという前提でのお話が多いです。
 
住みたい場所は特に何も気にしないというご家庭もありますが、あえてこの学区に住みたいという強い希望をもって転居されるケースも多くあります。
 
 

小学校受験での小学校の種類は?

また、名古屋で子育てをしていると、多くの方が一度は『小学校受験』という選択肢についても考えることがあるでしょう。
首都圏に比べ名古屋では、公立ならびに私立小学校の選択肢も少ないものの、一部の方々は、子どもの進学を考え将来を見据えた計画が『小学校受験』という形で始まっています。
 
名古屋では、
【公立】
愛知教育大学附属名古屋小学校(共学)
 
【私立】
南山大学附属小学校(共学)
名進研小学校(共学)
椙山女学園大学附属小学校(女子)
 
の4校に絞られてきます。
 
このうち、歴史のある2校、愛知教育大学附属名古屋小学校と椙山女学園大学附属小学校については、幼稚園ですでに受験の機会があるため、幼稚園からそのまま小学校へ内部進学をする生徒さんも多くいらっしゃいます。
 
 

小学校受験の進め方は?

小学校受験を行うにあたっては、「どのような教育方針か?」または「通学している保護者の考え方がどうであるか?」などを通して、どの幼稚園に通うかということも大切ではありますが、一般的には小学校受験専門の塾に、幼い頃から通って、受験の準備をすすめることが多いようです。
 
幼い子どもたちは、専門の塾に通うことによって、集団生活で必要な行動力を身に着けたり、基本的な生活習慣を身に着けたりと、早期に教育を行うことで、学習する姿勢を整えていきます。
まだ母子分離もしっかりできていないような幼い子どもたちではありますが、そのことが、受験に合格するための基準をクリアしていく後押しをしていることは事実です。
 
しかし、それはあくまでも一つの要因であって、多くの場合、幼い子どもの成長を考えると、家庭での教育や日々の生活が大きく影響していることを私たちは忘れてはいけません。
 
 

幼稚園から考える小学校受験

中学校の進学先で、「圧倒的にこの幼稚園からの卒園生が多いね!」「この小学校からの卒業生が多いね!」というお話は、少なからず周囲でもよく耳にします。
たまたま偶然だったのでしょうか?
その点は明確にはわかりませんが、受験に備えた教育を行う幼稚園や小学校出身というわけではないのに、ご家庭によっては、早期から志を高く持ち、教育環境や教育内容を熟知した保護者が選んできた選択というのは、おのずと決まってくるからではないでしょうか。
 
一方で、教育熱心なエリアの保育園というのも、中学校受験に関しては、一部の保育園からの卒園者が多いというケースも耳にします。
 
 

各小学校の特徴は?

では、それぞれの小学校について、少し触れたいと思います。
 

愛知教育大学附属名古屋小学校

まず、唯一の公立である「愛知教育大学附属名古屋小学校」ですが、こちらは、名古屋市の全域の方が受験できるわけではありません。
進学指定地域というものがありますので、名古屋市に住んでいても一部のエリアでは通学をすることができないのです。
そのため、学校近くの砂田橋駅周辺に転居をして受験や通学に備える方や、進学指定地域を意識して住まいを決める方も多いようです。
 

椙山女学園大学附属小学校

次に、私立で歴史のある学校の「椙山女学園大学附属小学校」です。
こちらは、幼稚園は男女共学ですが、小学校からは生徒が女子のみになります。
 
椙山女学園大学に進学を目指す場合は、この小学校に通うことはとても近道となります。
また、名古屋に代々住んでいるご家庭の中には、3世代椙山女学園大学ですという方々もいらっしゃるので、一部の方々からは非常に人気の学校です。
 

南山大学附属小学校

そして、人気の高い「南山大学附属小学校」です。
学校はいりなか駅からおよそ徒歩10分の距離で、閑静な住宅地に立地していて通学にも便利です。
 
また、南山高等学校・中学校男子部、南山高等学校・中学校女子部、南山大学などへの進学が可能という点がとても人気の高い理由の一つですね。
南山中学校女子部は、中学受験の際にも非常に難関の学校です。
小学校受験で入学をしておくと、内部進学ができるため、ずいぶん違いますね。
 
男子学生の場合、南山大学附属小学校から東海中学校などの他の中学への進学を希望する場合もあるようですが、多くの生徒が内部進学する南山中学校男子部もとても人気のある学校の一つです。
 
先々の進学を考えて、公立の小学校より、6年間を充実した教育のなかで育てたいという保護者の考えも大きいのかもしれません。
 

名進研小学校

最後に、「名進研小学校」です。
まだ比較的新しい学校で、進学塾である名進研が開校した学校です。
施設がしっかりとしている印象がありますが、併設の中学校がないので、自ずと中学受験のための小学校という印象です。
 
通学には少し不便な立地ですが、通学する人数が多いエリアの主要な駅からはスクールバスを利用して通学できるため、主要な駅をあらかじめ意識して住まいを選ぶ方もいらっしゃいます。
 
 

最後に

どの小学校を選ぶのかは、各家庭で方針等が異なりますが、私立であれ公立であれ、現在住んでいる、もしくはこれから住むエリアも意識しながら、学校選びをするケースも実際には多くあることとなります。
 
小学校受験は、まさに親の受験といわれています。
我が子が誕生してわずか数年で、子どもがどのように育っていくかは、日頃近くで見守る親との関り方が大きいと感じます。
また、住むエリアの選択ということも、環境を整えて通学ができるようにするための、重要な環境づくりであると考えられます。

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