【住まい選びのポイント】人気の街にはどのような共通点があるの?

2020.4.16

皆さんは、引っ越しをするときに、どのような街に住みたいと思いますか?
今回は、住まいのエリアを探すうえで、一般的に人気の街にはどのような共通点があるのか探ってみました。
 
知らない土地で、どうやって自分が住みたい場所を探せばよいのでしょうか?
結果的に選んだ先が、そのエリアで一般的に人気のある街であることも多くあります。
私自身も、引っ越しをするときは、エリアを絞って住まい選びをしているので、結果的に世間でいう『住みたい街』や『憧れの街』といわれる街に辿り着くこともありました。
 
皆さんも、住んでみたい街探しをしてみると、ぼんやりとしたイメージから、より具体的なエリアに絞られてくるかもしれませんね。
 
 

1. 地域の地図と公共交通機関マップを広げよう

自分の行動エリアを踏まえ、通学や通勤エリアに便利な駅を選びます。
また、その駅が、電車の普通電車しか止まらないのか、急行が止まるのか、特急も止まるのかなども大切になると思います。
 
ただ、すでに老後の生活を送る場合で考えると、逆にそのようなエリアを避けて、静かで毎日の生活がしやすく住みやすい街を選ぶことになるでしょう。
たまに使う公共交通機関の利便性よりも、住まいの周辺の充実さが大切になるのです。
 
 

2. その街の魅力を探る

エリアを絞ったうえで、その街がどのような街なのかを調べます。
スーパーや飲食店が多いのか?お店はないけれど、閑静な住宅地なのか?病院があるのかないのか?
 
駅といっても、存在するすべての駅の周辺が発展していて、ある一定の街を形成しているというわけではありません。
比較的大きな街にあるターミナルの駅の場合、駅前は商業施設が多く、駅近のエリアに賃貸マンションが少なく、かえって駅までのアクセスが遠かったりします。
 
また、大型のデパートが駅前にあっても、日ごろデパートを利用しない人の場合、その駅前にあるデパートの存在価値はあまり意味がありません。
一方、小さめの駅の場合、駅近くのエリアに住宅地があり、駅近くに賃貸マンションも多く、駅までの距離も近いため、本当の意味で駅近物件となることもあります。
その街の規模やその街にある施設等も、自分の生活に合っているかどうか判断する基準になると思います。
 
 

3.街全体の雰囲気を見てみる

一般的に、山の手といわれる、高台な土地で、昔から高級なイメージの住宅地とされていたエリアと、港が近い下町というエリアに区分されることが多いと思います。
どちらが住みやすいかというのも、人それぞれ違います。
自分は根っからの下町育ちという人が山の手に住むというのは、おそらく住み心地が悪いのではないでしょうか。
 
街の雰囲気に応じて、物価も少し異なります。
高級なスーパーマーケットしかないエリアに住みたい人がいる一方、高級店で買い物をすることはないから、そのような場所は無縁だという人もいるでしょう。
街全体の雰囲気を把握することは、自分の求めているエリアを再確認するうえで、とても大切なポイントです。
 
 

4.子育て世代の求めるもの

子育て世代は、特に生活環境には敏感なものです。
むしろ、子育て世代特有のエリア探しというものが存在します。
 
そのエリアには、希望の保育園や幼稚園はあるのか?小学校や学童保育、トワイライトスクールは充実しているのか?学校の生徒数が少なすぎないか?学級崩壊など、教育環境があまりよくないという評判はないか?中学受験をする割合はどれくらいのエリアなのか?近くにおすすめの塾はあるのか?街全体に教育環境の整備はなされているか?など、子育て世代特有の目線でのエリア探しがあるものです。
特に名古屋の場合は、学区によって住まい選びをするというのをよく耳にします。
 
 

5.治安はどうなのか

子育て世代や、女性の一人暮らしなど、特に治安を重要視するケースもあります。
駅のロータリーに、毎晩のように人が溜まっていたり、夜間に暗い道路が目立ったりするような場合、なかなか女性が住むエリアとして選ぶには難しい環境かもしれません。
また、地域のコミュニティがあるエリアを求めるのか、またはそのようなエリアを避けたいのかという部分でも、住むエリア探しの目安になると思います。
 
 

6.大きな災害を見越して選定する

昔このエリアには何があったのかという、土地そのものの情報を調べることも一般的になりました。
以前はこのエリアは池だったとか、川だったという場合、地盤の工事がどれくらい進んでいるのかと気になることも多くあります。
また、何らかの災害で、この地域は以前に浸水したことがある等の情報をつかむ場合、上階のお部屋を選んだりする目安にもなりますよね。
災害の多い日本においては、避けては通れない問題ではあります。
 
 

7.土地の価値を見つめる

賃貸マンションに住んだ後、住み心地がよいからということで、このままその地域に住み続け、分譲マンションや戸建てを購入するということは、一般的によく聞く話です。
魅力的な街に出会うと、終の棲家を求めたくなります。
 
当然、魅力的な街というのは、誰もがその魅力を感じて、必然的に土地の価値が上がるものです。
つまり、住まい選びの際には、土地の価値をしっかり見つめるということも大切なことなのかもしれません。
 
 

8.急成長の街への期待

街の開発や、道路の整備、商業施設の建設等で、短い期間で急成長を成し遂げる街というのもあります。
これまでは、あまり住むエリアとして注目されていなかったにもかかわらず、何らかの要素で、急に街が大きくなるケースがあるものです。
このような場合、急に土地の価格や、家賃等が値上がる特徴もあります。
 
これらの街を選ぶ時には、目先の情報だけで決めるのではなく、実際に住み心地などを検証をしたうえで、自分のニーズに合っているかどうかを知ることが大切です。
昔からある程度成熟した街は、長年あまり大きな特徴の変化はありませんが、急成長の街については、少子高齢化がますます加速する中、何年後かのその街の姿がどのように変化していくのかということも念頭に入れて、選定することがおすすめです。
 
 
いかがだったでしょうか?
毎年、憧れの街や住みやすい街など、全国のランキングが公表されます。
これらの情報を探ってみても、魅力的な街には様々な理由があるものです。
結果を目にすると、確かにこの街は納得!と感じることも多いですよね。
 
自分にとって住みたい街とはどのような街なのか。
じっくりと自分自身に向き合いながら探してみてくださいね。

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