賃貸マンション、何向きのお部屋を借りるのがいいの?

2018.7.26

賃貸マンション、何向きのお部屋を借りるのがいいの?

皆さんは、何向きのお部屋を借りていますか?
「南向き」のお部屋がいいとよく言われますが、その人のライフスタイルによって一番最適な向きは変わります。
これまでに多くの賃貸マンションを扱ってきた経験から、それぞれお部屋の向きによってのメリット・デメリットについてお話したいと思います。

 

何向きのお部屋がいい?

 

一般的には「南向き」のお部屋が最も人気です。しかし、ライフスタイルや個々の嗜好によって、その答えは違ってきます。

 

一番人気の高いのは南向き。

 

メリットは、一日を通してバランスよく日当たりが良いということです。その ため、冬場はあたたかく、室内が明るい時間帯も長いです。やはり安定した人 気です。日中、家で過ごすことが多い人にとっては、南向きのお部屋は気持ちが いいと思います。また洗濯物もしっかりと乾きますね。

デメリットは、あまりありませんが、人気が高いしメリットが多いので、家賃設定が少し高めかもしれません。 ただ、注意をしてもらいたいのは、「南向き=日当たりが良い」というわけでも ないということです。実は南向きでも、目の前に大きな建物があれば日当たり は悪いですし、テラスの奥行きが深ければ、実際には日が当たることはありま せん。また南面が大きな道路の場合、車の騒音は大きいかもしれません。

 

次に人気が高いのは東向き。

 

次に人気が高いのは東向き。 メリットは、朝一番の朝日を浴びることができます。明るい朝は、目覚めを良く してくれますね。朝が強い人、朝スッキリしたい人にはお勧めです。洗濯物は朝方から干し始めるのがお勧めです。 デメリットは、午後からの日の光はあまり期待できないことです。

 

日当たりの長い西向きも人気。

 

西向きのメリットは、日当たりの時間が長いことです。特に午後からの日当たりは長く、冬場は暖房がいらないほど、室内はしっかり暖まります。
西日は太陽の高さが 低く、部屋の奥まで光が入りやすいです。そのため、午後は室内の明るい時間帯が長いです。

デメリットは、夏が暑いことです。冬場は不要だったエアコンが、夏場は手放せません。暑さ対策として遮光カーテンを利用することをお勧めします。

 

どうしても人気が低い北向き。

 

北向きのメリットは、夏でも涼しいことや、家賃設定が少し安めになっていることです。 でも、昼間に寝たいお仕事の人は、あまり日が入らないので、落ち着いて静かに寝ることができる環境が整っていると思います。デメリットは冬が寒いという ことや、湿度が高いことがありますね。洗濯物も乾きにくいです。

 

何向きのお部屋が自分の生活にあうのかどうかが重要になってくると思います。 お昼まで寝ていたい人が、東向きのお部屋だと朝早くから明るくて寝ることが できません。 日中お部屋にはいなくて、ほとんど留守をしている人が、南向きにこだわる必要もありません。 暑がりだという人が、西向きに住んでしまったら、特に夏場には強い暑さを感じてしまうことでしょう。南向きにこだわっていても、実際は日の入らない南向きもあります。 必ず、自分のライフスタイルと現地の環境を確認してから、お部屋の向きを選 んでいただくことが一番いいと思います。

そして、南向きが必ずしも一番快適というわけではないことも、お部屋選びの 時には、念頭に入れてもらえるといいと思います。

< 戻る